こんにちは!
- 黄金比って大事なの?
- 黄金比を使うとどうなるの?
- 黄金比について知りたいな
という疑問をお持ちのデザイナー初心者の方にお答えする記事になっています。
デザインをしていて「なんかバランスがよくないな・・・」と感じたりすることはないですか?人間にはバランスが良く感じる比率があるんですね!
【黄金比】というのは聞いたことはないですか?
「名前だけは知っている」、「なんかバランスがいい法則?」と、ちょっと知っているだけではもったいないかもしれません!
デザインに活かす事でバランスがよく見やすいデザインにできます!
理論的に使おうとすると数式がやたらと出てくるので実はけっこう難しいんですが、基本的な部分を感覚的にレイアウトに応用していけば誰でも簡単に活用できます!
今回の記事は黄金比についての解説と簡単な使い方を紹介していきます。この記事を読み黄金比を活用することでバランスの良いデザインができるようになります!
レイアウトが決まらないと悩む前に、黄金比を意識して作成していくようにしていけば効率もいいですし、何より見た目も良いと一石二鳥です!
美しく感じる比率が黄金比
人間がもっとも美しく感じる比率の事を【黄金比】といいます。
なんとなくしっくりくる感覚のものは黄金比になっているものが多いようです。
【黄金比の比率】
1:1.618 約5:8

昔からこの比率は使われていて有名な建築物や芸術作品にも多く使われています。
名刺やカード、ハガキも大体この比率で作られています。名刺は本能的に相手に良い印象を感じるように黄金比にされていたりするんですね!
ロゴなどにも多く、Appleのロゴが有名ですね!やはりロゴは会社のシンボルになるので、人を引き付けるために意図的に黄金比が使われている事が多いです!
そして自然界にも多く存在しています。有名なのがひまわりの種の並び方ですね!
ひまわりの種は時計回りと反時計回りの螺旋状に並んでいますが、それぞれの比率が黄金比になっているんです!
種を一番多く並べるにはこの形にしたほうが効率がいいそうです。自然は効率的な並び方を知っているんですね!
生き物にも黄金比は潜んでいて、トンボの全長と羽の長さも黄金比になっているそうですよ!自然の中にもたくさんの黄金比があるというのは驚く方も多いのではないですか!?
黄金比がたくさん自然の中にあるのを知ると、意図的なものを感じざるを得ません!神秘的な感覚すら覚えさせる【黄金比】です。
そして美しく安定して効率もいいと良い事づくめな【黄金比】!
黄金比だけじゃない!
黄金比がもっとも美しい比率と言われていますが、日本に馴染み深くて多く使われている比率があります。
それが【白銀比】です!
【白銀比の比率】
1:1.414 約5:7

白銀比は古くから日本の建築物に使われてきました。他にも仏像の顔の比率も白銀比が使われていることが多いそうです!
日本に馴染み深い白銀比は日本人の独特な感性に合う感覚なのかもしれないですね!
他にも普段使っている【A4】、【A3】といった紙のサイズは白銀比になっています。
有名なアニメのキャラクターなどもこの比率で作られているものがたくさんあります!キャラクターの比率が白銀比だったのはビックリしました!「かわいいな」と思っていたキャラクターはこの比率になっているかもしれませんよ?
黄金比だけが絶対ではないので、何かしっくりこないと思ったときは別の比率でデザインする事を意識しておくといいでしょう!
比率を見直すとグっと良くなる事もあります。安定してキレイに見える感覚を基準にしていけば効率もいいですよ!
他にも日本では【正方形】も人気があるようです。几帳面な日本人の気質に、長さがピッタリ合っているというのが良いのかもしれません!
色々な比率があるのを知っておけば、その時々のデザインに合わせてレイアウトする時にも活用できますし、まずは比率に合わせたレイアウトを組めば効率よく進めることもできます!
活用の仕方
ざっくりとですが、基本的に配置する位置や大きさや長さを【1:1.618】や【1:1.414】にするとキレイに見えるという感じです!

配置するとき
レイアウトに困ったときなどは配置を1:1.618の割合にしてみるとバランスがとれます。
画像を並べて配置するときの割合を黄金比で区切るようにすると一貫性も出て見栄えが良くなります!
タイトルや文章の枠も黄金比で構成すると収まりがよく感じます。基本的なレイアウトに黄金比を活用していき、レイアウトのパターンの経験を増やしていけばデザインの幅も広がっていきます!
画像の大きさ
画像の大きさもそのまま使ったり、適当にトリミングしてしまうよりもシンプルに画像サイズを黄金比にするとバランスがよくなります。
写真の被写体のトリミングも比率を意識すると、左右対称にするより面白みが出ますよ!
余白部分
余白をどう見せるかもデザインにとっては重要な部分です。
余白の空き具合も黄金比にすることで見栄えが安定してしっくりときたりします。空間を占める割合によって見た印象が変わるので余白にも比率を意識していくといいでしょう!
オブジェクト
オブジェクトやロゴの比率にも活用していけば、見た人を引き付ける魅力的な印象を与える事ができます!
パッと見て違和感やバランスが悪いと感じないというのは大事ですよね!そこにあるのが自然っていうのがデザインにおいても大切な部分でもあります!
まとめ
ちょっとした部分でも黄金比を意識することでキレイで見やすくできるのを感じてもらえたでしょうか?
普段目にしてるものから宇宙の銀河まで黄金比になっていたりします。この世界の多くのものに黄金比があるのは不思議ですよね!
いろいろな部分に活用できるので、ぜひ積極的に取り入れていくといいと思います!
みなさまに少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!